助川友朗のエッセイ集

tomo essay

03 2005年総括と15周年

AJDT/IDC国際ダンス本部は、本年15周年の節目を迎えます。

2月15日には、三笠宮貴仁親王殿下のご臨席を賜り、品川駅前のホテルパシフィック東京に於いて15周年記念晩餐会を開催する予定になっております。

私たちが目指す、粋でお洒落な楽しいパーティーになれればと期待しております。 ドイツからWD/DSCの重鎮で我々の恩人でもありますガード・ワイセンベルグ氏も当会に駆けつけてくれることとなっていますが、10数年前に浜田先生や宮木先生ともども、氏の本拠地のグータースロー市に訪問し、

現実にヨーロッパでのダンス教授を見学し衝撃を受け、ワイセンベルグ氏とダンス教授について腹を割って意見交換したことから全てが始まったと云っても過言ではないと思います。


今日のダンス界の於かれている厳しい環境を考えれば、今こそ我々の活動がより重要であると肝に銘じて会員一同団結して、ダンスを見直し、ダンス教授の改革に取り組みたいと思います。

さて、会報を通じて会員の皆様に2005年のAJDT/IDCの活動報告をさせていただきます。 例年の本部メダルテスト、公開セミナー、ワールドスタイルダンスパーティーに加え、昨年始めて全国の会員の方々にお声がけをして、中高年を元気にするダンスイベント「マンボ・サルサ&ブギウギ・ジルバ大会」を開催しました。


会員の皆様のご努力により、全国22会場に8000人もの動員が図れ、大いに盛り上がりました。スポンサー各社の方々にも感謝の気持ちでいっぱいです。

しかしながらこのようなイベントは継続してこそ意義があるのです。今年はもう少し多くの会員の方に手を上げていただき、小規模であっても数多くの会場で執り行うことが出来るようお願いする次第です。 INTAKOにも5人の代表が参加をしました。

例年の伝統的な日本のダンス(盆踊り)の披露に加え、昨年は『日本からの発信』でタンゴ・チャチャチャ等教授する時間をいただきました。大変光栄なことです。

国際交流は一方的に輸入するだけでは成り立ちません。お互いに発信・受信をすることだと実感しました。 INTAKOを通じて知り合った、フィンランドの協会から「ワールドタンゴフェスティバル・ソシアルタンゴ世界選手権」の審査員の依頼がAJDT/IDCに来ました。

仙台の谷先生にその大役をお願いし、総勢8名で第21回ワールドタンゴフェスティバルに参加しました。勿論日本から初参加です。

世界から10万人もの人が集まる凄さは言葉では言い表せません。我々の考えている「シニアダンスフェスティバル」の見本、参加する人が主役がそこにあったのです。

そして、世界の人々の踊る様をみるにつけ、AJDT/IDCの行っていることの大切を改めて認識しました。 世界選手権当日、フランスからの審査員が突然来れなくなり、私にも審査員の依頼が来てあわてて務めさせていただきました。いい経験をさせていただいたと感謝しております。


本年もAJDT/IDCの会員に審査員の依頼をいただいております。理事会にて人選されることと思います。 また、11月末にはオーストリア・ウィーンからご案内をいただき、はじめてウィーンに3日間訪問しました。 驚いたことに、ジャパンナイトと銘打ったダンスイベントが開催されていました。日本をイメージした飾り物があり、そしてお寿司の販売がダンス教室で行なわれているのです。

INTAKOで紹介した盆踊りをリングダンスとしてオーストリア人が楽しんでいるのを目の当たりにして、日本のダンスの先生はもっともっと『ダンスを楽しませること』について考えなければならないと痛感しました。 本年は両国協会とのより親密的な関係を築き、本格的な業務協定を結びたいと思います。

会員の皆様が国際活動にも積極的に参加されることをお勧めいたします。 15周年の節目に原点に返り、我々が『ダンスを教授』することとは何なのか、集まってこられた生徒さんに何が出来るのか、「ダンスの楽しさ」をどうすれば伝えられるのか、一人ひとりが考えなければならないと思います。

現状に満足せず、AJDT/IDCを通じてお互いに学びあう、そんな場にAJDT/IDCをしたいものです。

まずはAJDT/IDCの行事に参加し、見て、聞いて、感じて下さい。 AJDT/IDCは皆様をお待ちしています。