助川友朗のエッセイ集

tomo essay

04 ようこそ 新しいDANCEの世界へ(コムスンと提携、介護予防としてのダンス)

ここ数年、将来について明るくないことばかり書いてきました。このままだと日本のダンス界は沈没し、誠に暗いものになると。

毎週のようにテレビで、番組に取り上げられているにもかかわらず、自体は益々悪い方へ進んでいると思われます。 今年は、少し明るい話題を書くことが出来ます。

それは、我々AJDT/IDC国際ダンス本部は、㈱コムスンと業務協定を結び、バーリントンハウス、コムスン ガーデンを中心にコムスンの各施設において、ダンスレッスンを独占的に行うこととなったことです。

我々の持っているレッスンメニューが介護予防に認められたということです。

我々は、車椅子ダンスをしようというのではありません。介護が必要とならないために、椅子から立ち上がってもらうために、楽しいひと時を過ごすために、ダンスレッスンを利用してもらう。

すでに、昨年6月より世田谷の馬事公苑にある、バーリントンハウス、12月からはコムスン ガーデン用賀の杜、宮前平の二箇所でレッスンを開始しました。

大変好評でまた思ったよりも大きな反響に驚きと手ごたえを感じています。そしてそこには大変大きなマーケットが存在すると確信しています。 我々は、大変大きな武器を持っています。それは、誰でもが楽しむ事が出来るダンスを取得できるメニューとレッスン内容です。

ところが、残念ながら外部が評価してくれているにもかかわらず、会員自体が気に付いていないことが多くみられます。 それは、AJDT/IDC国際ダンス本部に来てせっかく学んだにもかかわらず、現場に帰ると、自分がしてきたこと、自分の好きなことが優先されることを見るにつけ感じられます。

今、時代は「習い事ダンス」から「遊び事ダンス」が求められているにもかかわらず、「習い事ダンス」を取得してきた我々は変わることが出来ないのです。 ダンス人口の9割(60万人の内54万人)が、ルンバとチャチャチャを外して踊っています。

AJの会員でも、パーティで外して踊る人がたくさん居ます。何十年もダンスをやってきて、音が取れないで苦労している指導者が居ます。それはその人がやってきた道、方法が悪かったのです。 にもかかわらず、又其の方法を人に伝えようとしてしまうのです。自分の生徒を自分と同じようにしてしまうのです。

AJDT/IDC国際ダンス本部の持っているノウハウでそれらが解決できるのに、それを取得し、使いこなすことをしていないような気がします。 新たなマーケットに出会ったにもかかわらず、旧態依然としたノウハウや、やり方を踏襲していたのでは、失敗は目に見えています。

今までのやり方やノウハウは捨てて、新たな展開に取り組もうではありませんか! ヨーロッパではダンスの先生は,社会的地位が高く,尊敬されています。 それは,ダンスの文化的位置付けが明確で,ダンスの教え方が「人間の余暇プログラム」として開発されたレッスンプログラムに沿って活動しているからです。

日本では,AJDT/IDC国際ダンス本部のみが、ヨーロッパの国々と同じカリキュラムを採用しております。そして、ADTV(全ドイツダンス教師協会)を初めとするEU11ヶ国の協会と提携し、国際的な活動を行っています。 AJDT/IDCの会員資格は世界のダンス教師協会から認められている唯一の資格です。

私たちは、胸をはって、ダンスを体系的に勉強した者のみが得られる 国際ダンス教師 であることを誇りに思い,その名に恥じぬよう活動していかなければなりません。 設立以来15年間 AJDT/IDCはEU各国とのネットワークを生かし「教え方」の研究開発に取り組んでいます。

カリキュラムは毎年改定され、このカリキュラムで教授することにより,驚くべきほど生徒が上達する実感が得られているはずです。 AJDT/IDC国際ダンス本部はオープンな団体です。会費以外強制されるものはありません。

会員が自主的に、全国で行われている「教える為のセミナー」や、メダルテストやワールドスタイルパーティー等のイベントに積極的に参加,主催し、そして、EU各国の情報をとらえ、活動していかなければなりません。世界最大のダンス教師会議(INTAKO)等にも参加出来る喜びを感じて欲しいものです。